UFC、パンクラス、そしてPRIDEへ
現在の総合格闘技の勃興は、UFCの第一回大会が開催された1993年といわれている。
また奇しくも同じ1993年に「完全実力主義」を謳い、従来のプロレスから一線を画した格闘技団体、パンクラスが誕生した。
しかしパンクラスはUWFルールを根底に置いており、ロープエスケープやダウンカウントなどがあり、現在の総合格闘技ルールとは若干異なっていた。
一方で初期UFCはパンクラスと比べてルールの制約がほとんどなく、競技としては過激すぎたといえるだろう。
しかし一旦産声をあげたUFCは世界からの注目が大きく、回を重ねるごとに試合のクオリティが洗練されていく。
90年代中頃には、いわゆるポジショニングの概念が広く浸透し、現在の総合格闘技のベースが徐々に構築されていったのだ。
そして1997年に、日本国内で新たな格闘技団体としてPRIDEが誕生する。
PRIDEはスケールの大きなイベントや派手な演出で、総合格闘技をマイナーなスポーツからメジャーなエンターテインメントへと進化させました
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その通りUFCの殺伐とした雰囲気とは対照的にPRIDEは長らく日本国内で栄えてきたプロレスの大会様式を踏襲し、見て楽しめる格闘技を成立させることができた。
またヒョードル、ミルコ、ノゲイラなど世界各国から強豪選手が集まり、2000年代半ばにはPRIDEが名実ともに世界最強団体となった。